薬剤科 村上 恒久
医療機関で処方されるお薬には、同じ成分・同じ効き目で「先発品」と「後発品」があるのをご存じでしたか? 日本で最初に発売された薬(新薬)を先発品といって、開発した製薬会社が独占的に販売することができますが、特許期間(20年から25年ほど)を過ぎると、他の製薬会社も同じ成分で同じ効果をもつ薬を製造販売することができます。これが「ジェネリック医薬品」で後発医薬品ともいわれています。全ての薬剤に後発品があるわけではなく、特許がきれていない薬剤は後発品がありません。
ジェネリック医薬品のメリットについて
先発品と比較して研究開発費が少なくてすみ、ジェネリック医薬品の値段は、新薬の約2〜7割と定められているため、安いといわれています。実際に比較してみましょう。(下図)年間の差は3割負担の方で13688円にもなります。ということは月に薬1種類だけで千円も違うことになります。先発品とジェネリックでとても値段の差があることが分かります。
南医療生協の取り組み
南医療生協では患者様の受療権を守り、負担を減らす目的で、後発品の積極的な採用をすすめてきました。採用にあたっては、先発品と後発品の価格差が大きい薬剤を選んでいます。
先発品との効果の同等性、安定供給等の評価を薬剤師の役割として位置付け、薬事委員会で採用決定をしています。自分がのんでいる薬が先発品かジェネリックかわからない。自分がのんでいる薬でジェネリック医薬品があるのですか?ジェネリックって本当に大丈夫?などなんでも薬剤師に相談してください。
また「ジェネリック班会」メニューもあります。多くの患者様、組合員さんに知って頂くために、いつでも、どこにも参加しますので、ぜひ班会によんでください。
よろしくお願いいたします。
【アレルギーのお薬の場合】
*1日2回、1年間服用した際のお薬代
| | 新薬 (ザジテン) | | ジェネリック (ケトテン) | 差額 |
| 薬価 | 70.1円 | → | 7.6円 | 62.5円 |
| 1割負担 | 5117円 | → | 555円 | 4562円 |
| 2割負担 | 10235円 | → | 1110円 | 9125円 |
| 3割負担 | 15352円 | → | 1664円 | 13688円 |